札幌の市街地で捕獲数増加…ヒグマ出没数過去最少ペース 冬眠前に備え…札幌市が対策進める 北海道
札幌市がクマ対策を進めています。
2025年に相次いだクマの出没を受けて、動物園や小学校に電気柵の設置などを進めています。
2026年は出没件数は少ないですが、冬に向けて警戒が必要です。
(友保記者)「木に囲まれた円山動物園裏手のフェンスには、金属製のワイヤーが取り付けられていきます」
札幌市は9月29日、ヒグマの侵入を防ぐための電気柵の設置を始めました。
林に面した円山動物園の東側に、800メートルにわたって張りめぐらせていきます。
2025年、円山動物園ではクマの出没が相次ぎました。
園は4日間閉鎖され、園内に設置された箱わなにかかったクマ1頭が駆除されました。
(札幌市環境共生担当課 朝倉卓也さん)「ヒグマというのは一定のなわばりをもって生活する動物ではない。広い森の中を移動しながら、ここから先は来てほしくない、クマは向こうに行こうとすると嫌なことがあると覚えてもらうためというのもある」
(山本記者)「クマがすぐそこにいるようです。いま大きな銃声が響きました」
2025年、円山周辺ではクマの出没が相次ぎ、ハンターによる駆除が行われました。
2025年の札幌でのクマの出没件数は363件。
市職員は連日のように痕跡調査に駆り出され、広報などで注意を呼びかけました。
そこで、市は円山動物園のほか、10月中旬までに山際にある市立学校あわせて7校にも順次、電気柵を設置。
さらに…
(友保記者)「クマの目撃が多いこの地区では、クマ対策のためのごみ箱が試験的に設置されています」
設置されたごみ箱は、クマに開けられないようロックがかかった鉄製です。
クマに人間の食べ物の味を覚えさせないためには、ごみの取り扱いにも注意する必要があります。
一方、2026年のクマは29日までに58件の出没にとどまっていて、過去最少のペースです。
2025年、市街地でのクマの捕獲が多かったことが原因のひとつとみられますが、これから冬にかけて油断はできないといいます。
(札幌市環境共生担当課 朝倉卓也さん)「どんぐりがない中、エサを探して出没が増えてくるかもしれないので注意が必要」
冬眠を前にクマがエサを求めて動き回るこれからの季節、油断することなく引き続き警戒が必要です。
