議長交代をめぐり自民会派の議長に対する不信任決議案が可決 混乱続く北海道・旭川市議会
議長の交代をめぐり混乱している旭川市議会で、自民会派の議長に対する不信任決議案が可決されました。
市議会で何が起きているのでしょうか。
(旭川市議会・福居秀雄議長)「大変残念だと思っておりますし、それは重く受け止めます」
昨夜(2025年6月12日)、報道陣の取材に応じたのは、旭川市議会の福居秀雄議長です。
旭川市議会ではきのう(12日)、野党系3会派と無所属の1人が自民会派の福居議長に対する不信任決議案を提出。
賛成多数で可決されました。
旭川市議会の議長ポストは2年で交代する慣例です。
しかし先月(2025年5月)、就任から2年を迎えた福居議長は、一度は辞職の意思を示したものののちに撤回。
野党系会派からの反発を受け臨時議会が流会するなど、混乱が生じました。
(民主・市民連合・高見一典 旭川市議)「議会が流会になっ てしまった。その責任をとって もらいたい」
福居議長はなぜ辞職の意思を撤回したのでしょうか。
現在、旭川市議会には33人の市議がいます。
これまでは自民・公明で過半数の17人を確保していましたが―。
先月(5月)8日、市議の1人が自民会派を離脱し無所属に。
自公で過半数を維持できなくなったのです。
福居議長は野党系会派にポストが流出することを防ぐため、辞職を撤回したとみられます。
不信任決議を受け福居議長は―。
( 旭川市議会・福居秀雄議長)「責任を全うして適正な議会運営、旭川市と市民のために頑張りたい」
不信任決議に法的拘束力はなく、福居議長は議長職を継続する考えです。
06/13(金) 07:06