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新属新種・セミクジラの化石 “サッポロクジラ”と命名 世界で最も保存状態よく全身の7割見つかる

2008年に札幌市南区で見つかったクジラの化石が、およそ900万年前のもので、これまでに発見されたことのないセミクジラの一種であることがわかりました。

2008年に札幌市南区小金湯で見つかったクジラの化石は、これまでに発見されたことのない新属新種のセミクジラの一種で、世界的な学名は「メガベリーナ・サッポロエンシス」、和名は「サッポロクジラ」と名付けられました。

化石はおよそ900万年前のもので、頭や肩、指の部分など全身の7割が見つかり、全長はおよそ13メートルと推定されています。

8月26日に化石の一部や骨のレプリカが公開されました。

札幌市によりますと、世界で最も保存状態がよいセミクジラ科の化石だということです。

(秋元札幌市長)「世界的にも評価される化石が札幌の身近なところで発見されたことに驚いていますし、札幌市民の皆さまにも知ってもらいたい」

現在、化石の一部は札幌市博物館活動センターで展示されていて、9月12日からは北海道大学総合博物館でも骨のレプリカが展示される予定です。

08/26(火) 18:42

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