薄型ストーブの売れ行き好調 旭岳で“初冠雪”冬支度始まる 灯油注文も徐々に…寒さ続く見込み
大雪山系の旭岳では10月9日に初冠雪が観測されました。
本格的な冬を前に、札幌市内では着々と冬支度が始まっています。
山頂付近がうっすら白く雪化粧しているのは、大雪山系旭岳です。
上空に11月上旬並みの寒気が入り、初冠雪が観測されました。
旭川地方気象台によりますと、旭岳の初冠雪は平年と比べ14日遅い記録です。
一方、上川と北見を結ぶ石北峠では朝から霜が降りていました。
9日朝の道内は寒気が流れ込んだ影響で、平地でも最低気温が1ケタという寒さとなりました。
上士幌町糠平では寒さで車のフロントガラスが一面凍結し、朝から削る作業に追われました。
徐々に近づく冬の足音。
寒さが本格化する前に冬支度も始まっています。
札幌市内で進められていたのは灯油の配達です。
こちらのお宅では、朝の冷え込みをうけて8日に初めてストーブを使用したそうです。
(利用者)「寒くなってきたのでもうそろそろかなと思って。きのうポータブルストーブつけました。朝寒かったから」
配達業者によると、灯油の注文は例年と比べてはまだ少ないものの、秋の深まりとともに徐々に増加しているそうです。
(本田燃料電器 本田利博社長)「きょうは朝5.6℃だったので、ひんやりしてきたのでいよいよかなって感じですね。ちょっと先に準備しておこうというお客さまが多く電話いただいている」
冬を暖かく迎えようと、ホームセンターも冬物商戦が本格化しています。
(ジョイフルエーケー 新酒英暁副店長)「こちらストーブコーナーになります。薄いのでデッドスペースを減らすことができるのと、燃焼する部分がすすが発生しづらいのでメンテナンスしやすい」
例年に比べて好調なのが薄型のストーブ。
既に2024年の1.2倍の売れ行きだということです。
また、こんなものもー
(山本記者)「こちら一見、普通のダイニングテーブルに見えますが、足元をめくってみると中がじんわり温かくなるコタツなんです」
消費電力も少なく温かいテーブル型のコタツです。
床に座ると足がつらい高齢者にも人気だということです。
(ジョイフルエーケー 新酒英暁副店長)「光熱費・燃料代の高騰が問題になってきているので、自分の周りだけ快適に過ごせるようにあたためる部分暖房に使える小型の暖房器具がニーズが高まっている」
冬の足音が聞こえてきた道内。
この寒さはしばらく続く見込みで、早めの対策が必要です。
【今後の寒さ】
10月9日の札幌の最低気温は9.5℃、1ケタとなりました。
この寒さはしばらく続く見込みで、週末の予想見てみると、最高気温は20℃を下回り、最低気温も日によっては10℃を下回ります。
3連休お出かけする人も多いかと思いますが、コートなどを出してしっかりとした寒さ対策をして外に出てくださいね。