カメラ初潜入…10月開業の複合施設「ライラックスクエア」変わる中島公園周辺!MICE施設も
札幌市中央区の中島公園周辺に建設される、大規模な国際会議などができる施設「MICE」の完成イメージ図が公開されました。
開業は2033年度を見込んでいます。
2033年度の開業を見込む、大規模な国際会議などができる施設「MICE」。
札幌市白石区にあるコンベンションセンターは3000人程度の受け入れでしたが、新たな施設では最大5000人程度が受け入れ可能になる見込みです。
建設予定地は、2027年2月末で閉館する札幌市中央区の「札幌パークホテル」敷地内北側です。
資材の高騰などで、事業費は当初想定していた341億円から大幅に膨らみ、592億円になる見込みです。
(札幌市 高木康文MICE施設整備担当課長)「MICEで多くの人が札幌市に訪れることになる。宿泊や飲食など多岐の分野で活性化して経済効果が発生する」
札幌市は「MICE」による経済波及効果は10年間でおよそ5000億円と推計しています。
後押ししているのは中島公園周辺の再開発です。
MICE施設のすぐ隣にもホテルの建設が予定されているほか、周辺では2024年7月に外資系ホテル「コートヤード・バイ・マリオット札幌」が開業。
10月1日には複合施設の「ライラックスクエア」も開業予定です。
ライラックスクエアは地上14階建てで、商業施設やオフィス、ホテルが入ります。
(長南記者)「開業にむけて作業がすすめられているライラックスクエアには、2階にフードコート、こちらではくつろげるスペースになっています」
また、ビルは2階から8階までが吹き抜けとなっていて、開放感あふれるつくりです。
そしてー
(長南記者)「こちらのホテルで初公開というロビーなのですが、水をイメージした空間・火をイメージした空間・森をイメージした空間が広がっています」
9階から14階までは外資系ホテルの「インターコンチネンタル札幌」。
ビル完成後にカメラが入るのは初めてです。
こちらは最高級のスイートルーム。
160平方メートルの広さで1泊45万円からです。
ほかにも高級感漂うバスタブに、広々としたキッチンやウオークインクローゼットも備え付けられていて、長旅にも対応しています。
(長南記者)「すごいのはリビングだけではないんです。奥に抜けると別室に寝室があります。こちらからも豊平川と中島公園が見えるんです」
寝室の開放感あふれる大きな窓から一望できるのは豊平川。
客室は全部で149部屋。
価格は6万からで、すでに多くの予約が入っているといいます。
(インターコンチネンタル札幌 爲則泰二さん)「豊平川や公園の自然豊かな緑。そこから山が見えてとても美しい場所だと思った。(再開発で)新しくなっていくところに入ることができて幸運だと思う」
札幌の国際化と経済成長の期待がかかる「MICE」。
工事開始は2031年度を予定しています。