漏水につながるスノーダクト 豪雨で「秋」の点検必要に “雪”以外の原因増える…対策は 北海道
いままでは冬の前の点検が呼び掛けられていました。
無落雪屋根に設置されている「スノーダクト」。
適切な管理を怠ると漏水事故につながりますが、近年は今時期でも点検の必要があります。
なぜなのでしょうか。
水が天井の継ぎ目などから室内へとあふれ出しています。
屋根を見ると、行き場を失った水が溜まり、巨大なプールのような状態になっていました。
原因はスノーダクトの詰まりです。
スノーダクトの詰まりで発生する漏水は、住宅のリフォームが必要となり、その被害額は数百万円規模にのぼる恐れもあります。
「スノーダクト」は雪国の無落雪屋根に備え付けられています。
(GRATUS ARCHITECTS 土岐敏央代表)「外側に雪が落ちないように、家の真ん中に水を集めて1~2本のダクトで水を落とす方法です」
屋根に積もった雪をとかして水として排出する仕組みです。
雪下ろしの負担を減らす一方で、ダクトには落ち葉やゴミが溜まりやすいといいます。
(GRATUS ARCHITECTS 土岐敏央代表)「落ち葉などが集まってくると直径10センチくらいの穴があっという間にふさがって、そうすると水が流れずにオーバーフローといって水があふれてくる。冬になる前、秋口に一度点検しておいたほうがいい」
日本損害保険協会によりますと、昨年度、北海道内ではスノーダクトの漏水事故が417件発生。
近年では雪解け水が増える春先だけでなく、年間を通して注意が必要だといいます。
その理由は近年、全国や道内でも発生する局地的な豪雨です。
排水が追いつかなかったり、落ち葉や泥などで詰まる恐れがあるといいます。
(日本損害保険協会 河村周委員長)「集中した大雨でも同じような被害が発生してしまいますので、決して屋根に積もった雪が被害につながるというだけではない」
(セミナー参加者)「こまめに溝のところ、落ち葉拾いをしなきゃいけないなと」
(セミナー参加者)「すき間から(水が)入ってしまうだとか、排水が間に合わない。他人ごとではなく、自分ごととして心配になります」
また、ホームセンターでは詰まりを未然に防ぐ商品も並んでいます。
(ジョイフルエーケー屯田店 国崎光久ブロック長)「スノーダクトカバーという商品になりまして、屋根にかぶせていただく形になります」
スノーダクトに装着するカバーには小さな穴が開いていて、落ち葉やゴミを通さずに雪解け水を流すことができます。
水が排出される部分に設置するキャップもー
詰まりを防ぐ効果が期待できます。
また、スノーダクトの清掃は専門業者に数万円ほどで依頼できます。
手入れを欠かすと大きな損害になりかねないスノーダクト。
事前の点検や適切な対策が安全な暮らしを守ることにつながります。
