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北海道鈴木知事が環境相をあす訪問へ 釧路メガソーラー問題受け

北海道の鈴木直道知事は2025年12月1日に環境相を訪問することが分かりました。

釧路市北斗で問題となっているメガソーラー建設を踏まえた関係法令に違反する太陽光発電事業への道の対応を説明し、関係省庁連絡会議における国の規制強化に向けた早急な検討を求めるということです。

関係者によりますと、鈴木知事はこの問題について「違法な開発や再三の指導にも従わず悪質性があり、極めて遺憾。地域と共生できない事業は望んでおらず、違法な行為は絶対に許されるものではない」などとしています。

釧路市北斗でメガソーラー事業を進める日本エコロジーは、北斗地区以外で一時中断している他の12か所での事業を早ければ12月1日から順次、再開する意向を示しています。

そのうち昭和地区など8か所については、釧路市から希少生物の再調査が求められていて「(工事の)影響評価の結果待ち」の状況ですが、日本エコロジーは「再調査は複数回やっていて、これ以上のことはできない」などとして、さらなる再調査の要請には応じない姿勢です。

また、森林法違反、土壌汚染対策法違反など3つの法令違反が明らかとなっている北斗地区のメガソーラー建設についても、違法伐採のあった森林部分の原状回復や土壌汚染対策法に関わる調査を実施の上、事業を再開したい意向を示しています。

北斗の建設予定地で11月17日に行われた文化庁の視察では土壌からガラス片などが見つかり、それ以降、現場では大きな袋を持った作業員がゴミを拾う姿が確認されています。日本エコロジーは今後、土壌のボーリング調査を実施する予定だということです。

11/30(日) 11:51

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