魚介類とタマゴの物価を調査「いまおすすめはハタハタ」タマゴは平年より26%高値に…北海道
きょうは魚介類とタマゴについて物価の最前線を取材しました。
いまが旬のカレイをはじめ、40種類以上の魚介類が並ぶ札幌市北区のスーパーです。
いま道内でおすすめの魚はー
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「いまおすすめなのがハタハタ。卵もいまびっしり入っていますので非常におすすめ。ことしは10センチを超えるような大きなサイズが非常にとれている。1尾単価にしてしまうと去年よりは高くなってしまうが、同じサイズであれば(価格は)去年とそんなに変わらない。12月初旬までは漁があるので値段的にもいまと同じくらいの価格で推移するのかなと思います」
農林水産省が11月18日に発表した、全国470店舗への「食品の価格動向調査」によると、11月10日からの100グラムあたりの魚介類の小売り価格は、マグロが10月と比べて8円高くなり507円に。
これは平年と比べて8%高い価格となっています。
また、ブリも8円高くなり362円に。
こちらは平年と比べて19%値上がりしています。
エビは354円で、こちらは10月と比べて4円値下がりしていて、サケは10月から4円安くなり316円となっています。
調査対象となった4品目が全国平均で平年より8から19%値上がりする中、道内の価格はー
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「エビはいまちょうど最盛期になりましたので、天気の良い日はかなりの量が入ってきています。先月と比べると(100グラムあたり)50~100円くらい安くなっている。(国産エビは)おそらく12月中旬まではこの感じでいくと思う」
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「去年だと本マグロは(100グラムあたり)600円前後くらいだが、ことしだと800円を少し超えてしまう。なので3割くらいは値段が上がっている感じ。ことし(の価格)に関しては間違いなくこのままの状況でいきますね」
また、農林水産省が18日に発表した1パック10個入りのタマゴの価格は304円で先月と比べて1円値上がりしました。
これは平年と比べて26%高い価格となっています。
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「鳥インフルエンザが騒がれているが、一部のメーカーで品薄になっているようです。他のメーカーではいままで通り(タマゴの在庫を)持っているので、値段も変わらずタマゴも入ってきている。いまのところ年内はさほど大きな値段の変動はないと感じている」