物価高で巣ごもり傾向「遊びに行くのも大変」“飛び石”大型連休 札幌・函館は桜満開…花見客にぎわう
(東海林記者)「五稜郭公園では午後になって桜の満開が発表されました。肌寒い天気ですけども、市民や観光客がお花見に訪れています」
ソメイヨシノを中心におよそ1500本の桜が咲き誇る函館の五稜郭公園。
平年より4日早く、2024年より5日遅い満開となりました。
(花見をする人)「あー、ちょうどいいときに来ましたね」
(花見をする人)「このスケールにはびっくりしました。すごい素敵です」
札幌では4月27日、一足早く気象台が満開を発表。
平年より9日早く、2024年より3日遅い満開です。
桜の見ごろを迎えた中央区の中島公園では、28日は花見を楽しむ人が多く見られました。
(花見をする人)「天気がよくてお花見日和だなと思います」
(花見をする人)「桜がきれいでちょうど咲いていてよかったです」
札幌の28日の最高気温は15.9℃。
肌寒さも残る中、南区の滝野すずらん丘陵公園では、毛布で暖をとりながらバーベキューを楽しむ人の姿も見られました。
(母親)「きょうはちょっと寒いけど日差しがあるのでちょうどいいです。わたしはきょうだけ休みで」
(娘)「友達といっぱいゲームします。11連休です」
最大で11連休となる2025年のゴールデンウイーク。
大樹町では春の風物詩「歴舟川清流鯉のぼり」が青空を優雅に泳いでいます。
子どもたちの健やかな成長を願って、5月6日までおよそ500匹のこいのぼりが川幅いっぱいに泳ぎます。
(帯広から来た人)「すごいですよね。長いし、どうやってかけているか分からないです」
26日に今シーズンの運行が始まったのは、観光列車の「くしろ湿原ノロッコ号」です。
車内ではタンブラーなどオリジナルグッズも販売されていて、乗客は車窓から雄大な釧路湿原の景色を楽しんでいました。
(釧路から来た人)「窓が大きくて湿原もよく見えて子どもも楽しそうです」
(子ども)「たのしい!」
(東京から来た人)「自然もすごい豊かでいいですね」
(札幌から来た人)「ゆっくり走っていて景色が見やすい」
ノロッコ号は全車指定席で、2025年は10月5日まで運行される予定です。
(山岡記者)「札幌市内のホームセンターの園芸コーナーですが、たくさんの人で賑わっています」
ガーデニングコーナーも春本番を迎え、自宅で土いじりという人たちもいました。
札幌市北区のホームセンターでは、パンジーやシバザクラなど庭先を彩るための色鮮やかな花々が販売されています。
(買い物客)「お花は大好きなので、やっと北海道も春が来たので」
(買い物客)「ご飯もばかにならないし遊びに行くのも大変なので。お金もかかるしみんなで集まる人数も多いので家で過ごした方がいい」
(ジョイフルエーケー屯田店 須藤廉太郎さん)「庭造りをやりたい方は花や野菜の苗、資材を買っていく方がいます。それにお応えして店はたくさんの種類を用意しています」
ゴールデンウイークの序盤は行楽地に出かけたり自宅でゆっくり過ごしたり。
一方、29日は天気が下り坂となり気温が一気に下がるため、服装選びに注意が必要です。
【ゴールデンウイークカレンダー】
2025年のゴールデンウイーク日程です。
4月26日からゴールデンウイークが始まりましたが、28日は平日、29日は「昭和の日」で祝日、30日・5月1日・2日は平日。
3日からゴールデンウイーク後半と飛び石連休となっています。
【ゴールデンウイークどう過ごす?】
マーケティングリサーチ会社の調査では、「自宅で過ごす」が前年より3.2ポイント増えて37.3%。
次いで「外食に行く」「ショッピング」「国内旅行」と続きますが、いずれも前年より減少しています。
調査をしたリサーチ会社は、2025年はカレンダーの並びと物価高が重なり、経済的な負担や外出コスト増加による「外出控え」「巣ごもりゴールデンウイーク」の傾向と分析しています。