【画像】深夜にうろつくクマ 手稲区に出没しハンター出動「危ないじゃない」住民に警戒呼びかけ
10月17日午前0時半ごろから午前4時すぎにかけて、札幌市が設置した監視カメラに複数回にわたって写り込む1頭のクマ。
クマは周辺をうろつき、何かを探しているようにも見えます。
「工事関係者、ハンターさんのみ進行可になります」
その後、通行が規制され、緊張感が高まりました。
クマが出没したのは、札幌市手稲区手稲金山にある高齢者施設の近くです。
午前9時50分ごろ、市が設置した監視カメラにクマが映り込んだ場所を確認しに行った区役所の職員から、「クマがいる」と警察に通報がありました。
(山本記者)「市の職員が2階のベランダから監視を続けています。時折指をさしたりしているので、クマが間にいると思われます」
クマ1頭が、2軒建ち並ぶ高齢者施設の間や隣接する山の茂みなどに居座ったということです。
このためハンターも出動し、状況を見守りました。
クマが出没したのは札幌市手稲区の山あいにある高齢者施設の周辺で、小学校や住宅街からも近い場所です。
付近にはクルミの木があり、この場所では15日と16日もクマの目撃情報がありました。
札幌市によりますと、痕跡調査でクマのフンや爪跡、枝が折られてクルミなどが食べられている痕跡も確認されています。
(札幌市環境共生担当課 清尾崇係長)「クルミの木や施設のほうに下りて来ないように、電気柵を設置しようかなというところを、あす以降行っていきたいと思います。その上でまだなお周辺に出てきますよということであれば、捕獲も選択肢に入ってくると思います」
近くの小学校では下校時間に車で子どもを迎えに来る保護者が多く見られました。
また、町内会では緊急の案内を配って近くの住民に周知するなど、クマへの警戒が続きました。
(付近の住民)「危ないじゃない。俺だってその辺いじったり畑仕事したらさ。注意はするけどね、後ろから襲われることが多いようだから」
クマは山に立ち去りましたが、付近では3日続けてクマが目撃されていて、市や警察は付近の住民に警戒を呼びかけています。