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網走川でボラやサケが大量死「3~4年後に帰ってくる卵とれない」長時間にわたる暴風が原因か 北海道

線状降水帯も発生した豪雨や暴風の影響が続いています。

線路への土砂の流出などにより、JRは代行バスが運行しているほか、網走川では魚が大量に死んでいるのが見つかりました。

オホーツクの網走川に設置された秋サケを捕獲するための仕掛け付近です。

9月23日朝も、ボラやサケなどの魚が死んでいるのが確認されました。

長時間にわたる暴風の影響で網走湖の水がかきまわされて、無酸素の水が川に流れ込んだことで大量に魚が死んだとみられています。

(北見管内さけ・ます増殖事業協会 宮腰靖之参事)「川の水の色も白く濁っていて。この水が通常に戻ってこないとサケも遡上してこないかなというふうに考えています。捕獲ができないと3~4年後に帰って来るサケの卵がとれなくなりますので、とても影響は大きいです」

秋サケの遡上や稚魚の放流事業には欠かせない採卵への影響が懸念されています。

一方、JR北海道は23日から帯広ー釧路間で代行バスの運行を開始し、釧路発の第1便には98人が乗車しました。

線状降水帯による豪雨の影響で、根室線では複数か所で土砂の流出や流木が堆積したほか、線路を支える土台が崩れるなど復旧作業が続いています。

(乗客)「単身赴任を苫小牧でしていてきょう戻る予定です。仕方ないんじゃないですか」

JR北海道は23日から当面の間、札幌と釧路間の特急列車など1日あたり45本を運休し、帯広ー釧路間で代行バスを運行するということです。

09/23(火) 11:21

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