毒性もつ外来種と判明 世界で最も危険「バイカルハナウド」に似た植物 北海道大学が会見
【詳細】光毒性成分を含む外来種と断定 北海道大学で発見…危険植物「バイカルハナウド」とは特定されず
6月に北海道大学構内で見つかった植物について、北大は猛毒の「バイカルハナウド」とは特定できなかったものの、強い毒性を持つ外来種であることがわかったと発表しました。
(北海道大学 横田篤理事・副学長)「毒性の強い物質が従来の在来種に比べて顕著に高濃度に含まれていることがわかった」
北大構内では6月、世界で最も危険な植物の1つとして知られる「バイカルハナウド」に似た植物が発見されました。
バイカルハナウドは樹液が皮膚に付着したまま日光に当たると深刻な皮膚炎などを引き起こすおそれがあることから、植物を刈り取り、学内の専門家が調査を進めていました。
調査の結果、バイカルハナウドとは特定できませんでしたが、同じように炎症などを引き起こす毒性物質を含む外来種であることが判明しました。
また、7月に白石区で発見された植物にもほぼ同じ成分が含まれていたことがわかっています。
15日午後3時から行われた北海道大学の記者会見での内容です。
◆疑惑の植物が何であるかの特定はできなかったものの、「毒性のある外来種」であることは間違いない。
◆樹液に触れた後に日光に当たると炎症する可能性がある。
◆疑惑の植物はすでに切られていますが、今後数年は芽が出る可能性あり。
◆専門家の見立てでは拡散能力は高くない。
◆札幌市の担当者によると「問い合わせがあった植物の9割ほどが点検終了しているが、似た植物は北大と白石区・東札幌の2地区だけ」。
07/16(水) 07:01