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林野火災の発生は4月が最多 十勝には“乾燥注意報”続く 専門家「気候変動の影響も」北海道

十勝の池田町で4月19日に発生した林野火災は、現在も鎮火のめどが立っていません。

北海道内では先週も根室市で大規模な林野火災があったばかりで、この時期は特に注意が必要です。

(武田記者)「池田町富岡地区の林野火災の現場です。ご覧のように山の上から今も煙が立ち上っているのが分かります」

木々の間から見える炎。

黒い煙が立ち上っています。

現場には災害派遣要請を受けた自衛隊のヘリが消火活動に加わり、多くの消防隊員の姿もありました。

十勝の池田町富岡で19日午前10時半すぎに発生した林野火災は、およそ30時間が経過しましたが、いまだ鎮火にはいたっていません。

これまでに50~60ヘクタールの草地や山林が燃え、2人がけがをしたということです。

隣の音更町でも20日午前9時半ごろ、防風林や草地が燃える火災が発生しました。

なぜ十勝で林野火災が相次いでいるのでしょうか。

『乾燥注意報 1週間』

気象庁によりますと、1週間前の13日から十勝地方全域に乾燥注意報が出ていて、火が燃え広がりやすい条件がそろっていました。

また先週、根室市珸瑤瑁で草地が328ヘクタールにわたって燃えた際も、乾燥注意報が発表中でした。

林野庁によりますと、国内では年間およそ1300件の林野火災が発生。

そのうち4月が最多となっています。

専門家は林野火災が相次ぐ背景として、近年の異常気象の影響を指摘します。

(防災・危機管理アドバイザー 永山政広さん)「気象変動の影響もあるかもしれないのですが、降水量が比較的少なくなっている。雨が降るときは非常に集中豪雨みたいにドサッと降るんですが、降らないときは降らない。土壌水分量と呼んでいるんですが、これが低めになっているのではないか。乾燥状態の枯れ枝・枯れ葉とかが、いったん火がつくと勢いよく燃えてしまうので、そういったものがどうしても消火活動が手遅れになりがちで巨大化してしまう」

空気が乾燥しやすいこの時期。

20日も道内の広い範囲で林野火災注意報が発令されていて、火の取り扱いにはいっそう注意を払う必要があります。

04/20(月) 16:17

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