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クマの死亡事故起きた羅臼岳 11か月ぶり再開…対策も進む リスクを4段階に分類

7月5日、事故から11か月ぶりに登山道が再開されたのが、知床の羅臼岳です。

二度と同じ悲劇を繰り返さないために、クマに対する新たなルールの策定など対策が進んでいます。

5日、11か月ぶりに再開された羅臼岳の登山道。

多くの登山客が訪れました。

(登山客)「(山が)開くのを待っていました」

(登山客)「(山に)入っても大丈夫なのか調べて考えながら来た」

山が長く閉ざされていたのには理由がありました。

2025年8月、羅臼岳を下山中だった20代の男性がクマに襲われ死亡。

男性を襲った親子グマは、事故の2日前にも登山客に付きまとうなど、危険な兆候が確認されていました。

しかし、当時は入山規制など「閉鎖」の判断には至らず、深刻なリスクを登山客に伝える情報発信のあり方が課題となっていました。

(斜里町 増田泰副町長)「情報発信をしていても、それが登山者の方に伝わっているか。検証の結果によっては改善する部分も出てくるかなとは思っています」

過去の教訓を経て、新たに打ち出した対策。

それが、ヒグマの出没状況を可視化する「リスク評価」の導入です。

出没状況から山のリスクを「危険・警戒・注意・通常」の4段階の警戒レベルに分類し、登山道入り口に設置。

危険な個体と判断された場合は、速やかに登山道を閉鎖し、駆除も含めた対応をとるなど対策が強化されています。

(環境省ウトロ自然保護官事務所 竹中康進さん)「いまの状況というのを把握してもらった上で準備をしっかりしてもらう。状況によっては登山を変更してもらうとか中止してもらうというようなことを、まずはしっかり山に登る前に見ていただきたいなと思っています」

今回の山開きを受けて、事故で亡くなった男性の父親はSTVの取材に対しー

「遺族としての切なる願いは、この新しい対策が形骸化することなく現場で厳格に運用され、知床を訪れる登山者が一人残らず安全に帰宅できる山であり続けることです。」

安全に登山を楽しむために、命を守るための備えへの関心が高まっています。

札幌市内のアウトドア用品専門店です。

事故をきっかけに、クマスプレーや鈴を買い求める登山客が急増しているといいます。

(秀岳荘白石店 伊藤正治さん)「15%から20%ぐらいは売れているような印象はあります」

これまで主流だったクマ鈴やクマスプレーのほかに新たに登場したのがー

(西郷記者)「このように音でクマを追い払う新たな商品も販売されています」

様々な音でクマを追い払えるこの商品。

操作性も簡単で充電すれば長く使えることも人気の理由です。

(秀岳荘白石店 伊藤正治さん)「クマに会わないというのが一番大きい対策になりますので、音が出るもの、鈴であったりホイッスルなど、人間の存在を知らせるというものを持つというのがおすすめしております」

悲劇を二度と繰り返さないために新たなルールを守るとともに、命を守るための対策がいま、登山客一人一人に求められています。

07/06(月) 18:48

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