20歳のギャルがパパとコメ作り!弟子屈町唯一のコメ農家 仲良し親子の新たなチャレンジに密着 北海道
茶髪にキラキラしたネイル。
ギャルメイクの20歳の女性が挑戦するのは、コメ作りです。
涼しい気候の北海道弟子屈町で、唯一コメを作っている農家があります。
仲良し親子がチャレンジするコメ作りに密着しました。
オシャレが好きで好奇心旺盛!20歳ギャルが「大好きなパパ」とコメ作り
フワッとした白身魚のから揚げにー
こちらはクロワッサンをワッフル風に焼き上げ、イチゴをトッピングしたスイーツ。
ガソリンスタンドを改装したカフェです。
オーナーは、オシャレが好きな20歳の永谷優奈さん。
周りの人からはこう言われるといいます。
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「周りがギャルギャル言ってくるので、(自分は)ギャルなんだみたいな」
茶色の巻き髪に、目元パッチリのまつ毛。
キラキラしたネイルもお気に入りです。
(地元客)「若い子が頑張っているから負けないようにおじさんたちも頑張ろうと」
何事もチャレンジが好きという優奈さん。
2026年はコメ作りを始めるといいます。
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「畑でコメを育てる。一緒にパパとコラボで畑の作業や販売も。ことしは本格的に動くので楽しみ」
遅い春を迎えた道東の弟子屈町です。
優奈さんは実家で作業服に着替えます。
コメ作りの最初の一歩、種まきが始まりました。
一緒に作業をするのは、2年前にコメ作りを始めた父親の俊さんです。
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「超優しい。優奈の為なら何でもやってくれるパパです」
(永谷俊さん)「いいこと言ってくれるね」
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「大好きです」
「すごく頼もしい」父譲りの”チャレンジ精神”
大好きなパパと初めて挑戦するコメ作り。
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「楽しみです。でも落ちないか心配」
弟子屈町で唯一、コメ作りをしている俊さん。
トウモロコシ畑の土を改良し、種をまきます。
水田に比べ初期投資が少ないのがメリットですが、雨の量など天候に左右されやすいのが課題です。
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「ちゃんと種が落ちているか見ている」
優奈さんはトラクターの運転にも初めて挑戦しました。
(永谷俊さん)「タイヤあるべ。この線の内側をずーっと行け」
軟らかい土の上をまっすぐ走らせる難しい作業。
笑顔が絶えない優奈さんも、この時ばかりは真剣な表情です。
(永谷俊さん)「何でもやってみたいと言ってくれるのですごく頼もしい」
(記者)「チャレンジ精神は誰から?」
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「多分パパ。やりたいことがたくさんあって言ったら『チャレンジしてみな』って」
豊かな自然に囲まれた弟子屈町は、酪農が盛んなマチです。
俊さんは25年前に脱サラして、父親から牧場を受け継ぎました。
妻の理恵子さんと一緒に180頭の牛を育成しています。
コメ作りを始めたのは、3年前の不作がきっかけでした。
(永谷俊さん)「自分でコメ作りできるなら自給自足かなと。水を張らなくても畑でとれるコメは注目されつつあったので、(自分でも)できるという冒険心を含めてチャレンジ」
試行錯誤を重ね、2年目の2025年、初めて納得がいくコメ作りに成功。
およそ14トンを収穫しました。
俊さんはパッケージに袋詰めを手伝った優奈さんとの笑顔をプリント。
それも功を奏したのかすぐに完売しました。
この日、母親の理恵子さんが自宅に保管していたコメで夕食の準備をしていました。
半年前に収穫したコメでも色は変わらず、品質も落ちていないといいます。
自分たちの畑でとれたコメをすき焼きと一緒にいただきます。
(永谷俊さん)「おいしいな」
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「コメうまいわ」
(永谷俊さん)「ことしのコメも楽しみだね。自分で作ったコメを家族で楽しめるのが一番幸せ」
優奈さんは2025年、父親を手伝ううちにコメ作りへの思いが強くなりました。
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「おいしいコメができて販売していたら楽しくなって、ことしから『優奈もやるわ』みたいな。ノリです」
(理恵子さん)「似てる。やることが似ているからハラハラドキドキ」
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「2人で突っ走ったらブレーキがかからないしね」
性格も父親譲りの優奈さん。
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「優奈もこういう(俊さんのような)人になりたい」
(永谷俊さん)「最悪になるよ」
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「パパを超えたい」
(永谷俊さん)「相談してくれるので、伸び伸びと好きなことを取り組んでいるので、応援できればいいなと」
育てたコメがチャーハンに…「うれしかった」
そんな親子が作るコメを楽しみにしている飲食店があります。
中華料理店の渋谷さんは2025年、俊さんのコメをメニューに使用しました。
(昇龍軒 渋谷昇平店主)「甘みは控えめですが、素材の味がしっかり出ていて、実際に炊いてみて店でチャーハンを作ってみると、相性が良くておいしかった」
2026年も秋に収穫されたコメを使いたいと考えています。
優奈さんも店の常連です。
2025年、初めて食べた時の味を忘れていません。
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「おいしかった。パラパラしているし自分の家のコメがチャーハンになったと考えたらうれしかった」
(昇龍軒 渋谷昇平店主)「1年中使わせてもらえればうれしい」
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「ことしは本格的に使ってもらいたいのでよろしくお願いします」
種まきをしてから20日が経ちました。
まだ畑から芽が出ていません。
(永谷俊さん)「雨が足りないな」
しかし、土の中で起きていた小さな変化を優奈さんは見逃しませんでした。
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「あっ!出てきてる」
(永谷俊さん)「もうちょっとだな」
2人は初めての共同作業に手ごたえを感じていました。
(永谷俊さん)「娘と共同作業をしながらやるべきことをして、秋の実の入りを夢見て頑張りたい」
(ガロネ 永谷優奈オーナー)「収穫に向けてちゃんと育ってほしい。『去年よりおいしいね』と言ってもらえるようなコメ作りをしたい」
オシャレが好きで好奇心旺盛な優奈さんと娘を温かく見守る俊さん。
仲良し親子のコメ作りは始まったばかりです。
