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【続報】初の「ヒグマ警報」解除 配達員襲った個体駆除をうけ「注意報」に 福島町出没は1頭と判明

【画像】体長2メートルのクマ カメラが捉えた一部始終 住民は安堵と不安 警戒態勢続く福島町

北海道福島町で2025年7月18日に駆除されたクマ1頭について、DNA鑑定の結果、7月12日に新聞配達員の男性を襲ったクマと同一個体であることが分かりました。

福島町では7月18日午前3時半ごろ、月崎の住宅街に出没したクマ1頭をハンターが駆除しました。

現場からおよそ1キロ離れた場所では7月12日、新聞配達中の佐藤研樹さん(52)が体長1.5メートルほどとみられるクマに襲われ死亡する事故が起きています。

町によりますと18日に駆除されたクマは、体長2メートル、体重218キロの推定8~9歳のオスで、その後、北海道立総合研究機構のDNA鑑定の結果、佐藤さんの衣服に付着したクマの体毛とDNAが一致したことが新たにわかりました。

町内ではこれまで、足跡などから、少なくとも2頭のクマが出没しているとしていましたが、現場付近など4か所で採取した体毛のDNA鑑定の結果、町内に出没したクマは駆除された1頭だったということです。

また、佐藤さんを襲ったクマのDNA解析の結果、4年前に福島町白符で77歳の女性を襲い死亡させたクマと同一個体であることが分かっています。

道は町内全域に初の「ヒグマ警報」を出していましたが、佐藤さんを襲ったクマが駆除されたことから「警報」を解除し、「ヒグマ注意報」に切り替えました。

注意報は8月11日までで、引き続き注意を呼びかけています。

07/19(土) 14:28

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