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「これはまずい…」濁った水が道路を覆う 局地的大雨で冠水 夜遅くにかけて土砂災害など警戒 北海道

8月20日午後3時ごろの宗谷の中頓別町。

前方に広がるのは川ではなく車道です。

北海道内は20日も低気圧や前線の影響で大気が非常に不安定な状態で、局地的な大雨になり、中頓別町では広い範囲にわたって道路が冠水しました。

こちらは午後2時ごろの宗谷の幌延町の様子です。

突然、地面に叩きつけるような雨が降り出しました。

21日午後6時までの24時間の予想降水量は、いずれも多いところで日本海側北部で100ミリ、日本海側南部で80ミリ、太平洋側西部とオホーツク海側北部で60ミリとなっています。

一方、道南・厚沢部町では農作物に被害が出ています。

小鶉川が氾濫し、水が近くの水田に流れ込み、収穫直前の稲が泥をかぶって倒れ、収穫できなくなりました。

川沿いにある農業用ハウスも流木などが絡まり無残な姿に…

増水した川の水は農業用倉庫にも流れ込み、農家が後片付けに追われていました。

(農家)「ここまで。2、3年前の水害より雨が多かった」

道によりますと、19日からの大雨で、これまでに函館市と乙部町で住宅や物置などの床上浸水が6件、床下浸水が函館市や北斗市などで8件確認されています。

道内はこれまでの大雨で地盤が緩んでいる日本海側と太平洋側西部では、夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水などに警戒が必要です。

また、天気が急変するおそれがあり、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうにも注意して下さい。

08/20(水) 18:27

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