札幌市長は排雪量抑制の考え 経費は過去最大350億円超「持続できない」原因は雪堆積場の郊外化
札幌市の秋元市長は今年度350億円を超えた除排雪の経費について、排雪量を抑えなければ持続できないという考えを明らかにしました。
札幌市は1月の記録的な大雪を受け、市内3800キロの生活道路で初めての「緊急排雪」を実施。
今年度の除排雪費は過去最大の358億円にのぼる見通しです。
秋元市長は3月11日の会見で、緊急排雪の成果と課題について触れました。
(秋元克広市長)「3月上旬で終わることができたので一定の成果があったと思う。一方で、周知については今回は(日程を事前に)お知らせできなかったので混乱があった」
また、経費が膨らみ続ける現状についてはー
(秋元克広市長)「一定程度排雪量を抑えなければ持続できないと私は思っている」
排雪量を抑制する考えを明らかにしました。
この背景には排雪費用の増大があります。
除排雪にかかる経費のうち、およそ6割が排雪作業によるものです。
原因は雪堆積場の郊外化です。
市の中心部では都市化が進み、堆積場にできる場所が少なくなっています。
そのため雪を捨てるための走行距離が伸びて効率が悪くなり、経費がかさんでいます。
(秋元克広市長)「(予算増大は)ほかの事業に回す金がなくなってくるということにつながりかねない。市民にとって(排雪量抑制が)どの程度許容できるのかが重要」
持続可能な雪対策に向け、どこで市民との折り合いをつけるのか。
大きな課題が残されています。
03/11(水) 18:39