公共交通見直しへ予算案提出 地下鉄延伸に期待が高まる 札幌市清田区・手稲区
札幌市は公共交通見直しのための調査費などにかかる予算案を市議会に提出しました。
「地下鉄延伸の可能性」も検討項目となっていて、長年、地下鉄延伸を要望している清田区や手稲区では期待が高まっています。
札幌市内で唯一、鉄道も地下鉄も通っていない清田区。
公共交通はバスだけですが、路線の廃止や減便が区民に影響を与えています。
(清田区民)「冬場は遅延するので地下鉄があったらうれしい」
(清田区民)「(清田区に)地下鉄が来るというのでこっちを選んだ」
(記者)「地下鉄の延伸については?」
(清田区民)「ずっとずっとずっと」
清田区民にとって地下鉄延伸は悲願です。
運転手不足によるバスの減便や路線廃止といった公共交通の利便性の悪化を背景に、札幌市は2月12日に開会した市議会で、公共交通の見直しのための調査費などおよそ1000万円の予算案を提出しました。
地下鉄延伸の可能性も検討項目となっています。
秋元市長は予算案の提出に先立ち、公共交通のあり方についての考えを1月、清田区民に明かしていました。
(秋元市長)「市民の足をどう守るかという視点で、地下鉄を含めた交通体系を考えていかなくてはいけない。バスが20台必要な人員を地下鉄なら1人の運転手で運べる」
秋元市長の踏み込んだ発言に期待を寄せるのは、地下鉄東豊線の清田への延伸を求める期成会の会長です。
(地下鉄東豊線建設促進期成会 牧野晃会長)「公の場で200人近い市民の前で発言したことがかなり大きい。生半可なことでは言えないのではないかと期待している」
期成会は1981年に結成。
以来毎年のように清田区への地下鉄延伸を求めています。
(地下鉄東豊線建設促進期成会 牧野晃会長)「わたしだけでなく清田区民の地下鉄清田までの延伸は悲願でございます」
一方、手稲区にも地下鉄東西線の延伸を求める声があります。
(地下鉄東西線延伸期成会 平川登美雄会長)「不便だらけです。JRはしょっちゅうとまる、マチの真ん中から来るのにバスは1時間。(地下鉄延伸が)早く実現するように努力していきたいし、各方面にもそれをすすめていきたいと思う」
市は「市民の足を確保するためにも採算性だけを見るのではなく、様々な角度から検討や調査をしていきたい」としています。