駅名物!“黒いそば”が復活「泣ける」「おいしい」北海道・音威子府村【わがマチの寄り道スポット】
今週は「わがマチの寄り道スポット」と題して、北海道内各地のお出かけにおすすめの場所を紹介します。
きょうは、道内で一番小さな村で復活を遂げた“黒いそば”を提供するお店です。
みなさんが美味しそうにすすっているのは…黒いそば。
麺は、通常は取り除かれるそばの実の「甘皮」を一緒に挽くことで、風味が強く濃い黒色です。
(旭川から来た人)「これを食べに来た。おいしいです」
(旭川から来た人)「おいしいです。しばらく食べていなかったから」
この黒いそばが食べられるのは、人口およそ530人の道内で一番小さな村。
JR音威子府駅の構内にある「駅そば音威子府」です。
人気の秘密はその歴史にあります。
この場所で90年間営業していたのが「常盤軒」。
全国から客が来る人気店でしたが、2021年、3代目店主の西野守さんが亡くなり、閉店を余儀なくされました。
また、黒い麺をつくっていた「畠山製麺」も2022年に廃業し、音威子府の名物そばの歴史は一度途絶えました。
そこで立ち上がったのが、音威子府村の事業者たちでした。
(駅そば音威子府 竹本修代表)「ゲストハウスを駅前でやっているが、鉄道ファンが多くいて。『そばないよね』とがっかりした声を聞いた。途絶えさせないでなんとかやろうと」
2025年、短期間での営業を始め、反響が大きかったことから、4月から本格的に営業することにしました。
常盤軒で出していた味に近づけようと、つゆのタレは当時と同じレシピのものを使っています。
そこに合わせるのは、高級な利尻昆布からとった出汁です。
(駅そば音威子府 竹本修代表)「利尻昆布って繊細なので丁寧にやらないと。日々同じ味を出すのに苦労します」
黒い麺は、音威子府出身の社長が運営する千葉県の製麺所が、8か月の研究の末に見た目や味を再現しました。
メニューは大きな麩を乗せた「ねっぷそば」や天ぷらそばなど3種類。
(初山別から来た人)「泣ける。じいちゃんの時から同じだって」
そのおいしさを求め、全国からも客が足を運びます。
(名古屋から来た人)「おいしいです」
(神戸から来た人)「関西出身なので濃いのを食べたことがないのでおいしい」
(駅そば音威子府 竹本修代表)「この遠くにわざわざ来たのに『良かった』『また来たい』と思わせる店になれれば」
営業日は基本的に、金曜日から月曜日までの週4日の予定です。
復活した村の名物を食べに、音威子府駅へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。