「こんなに人がいることない」日本最大級の花火大会!構想から2年…鉄のまち・室蘭の夜空を彩る
北海道室蘭市で日本最大級の花火大会が初めて開催されました。
夜空を彩ったのは3万発以上の花火です。
会場では地元ならではのグルメも出店され、お客さんからは「100点満点」との感想がこぼれました。
室蘭の夜空に舞い上がった満天の花火。
打ち上げ数は3万5000発です。
日本最大級の花火の祭典が鉄のまち・室蘭で初めて開催されました。
花火の観覧席ができたのは山の上。
室蘭市だんパラスキー場のふもとにある公園です。
(兼子アナウンサー)「晴れました、花火日和です。打ち上げ開始の8時間前ですが、会場にはこれだけ多くのお客さんが集まって賑わっています」
花火を見るための場所取りをしつつ、音楽ライブを楽しむお客さんで午前中から大賑わい。
室蘭市民はもちろん、道内各地からお客さんがやってきました。
(訪れた人)「びっくりした。室蘭にこんなに人がいることないから」
(訪れた人)「地元でこんな大きなビッグイベント。きょう急きょチケットを買って来ました」
室蘭といえば…室蘭やきとり。
そして名物の…カレーラーメン。
会場には室蘭名物をはじめおよそ80のお店が出店されていて、訪れた2万人が笑顔で味わっていました。
実は、室蘭で初めて開催される花火大会には特別な想いが込められています。
(実行委員理事 圓子勅将さん)「鉄のまちと言われていますけど、もう一つ違う目線で花火のマチと見られたい」
(実行委員理事長 上村正人さん)「来場者の人が笑顔で帰ってもらえるような願いを込めて」
子どもたちがマチに残る理由を作りたい。
自分たちの居場所を自分たちでつくりたいという強い思いで、室蘭で生まれ育った上村さんは最初に構想が持ち上がってから2年。
本番まで走り続けてきました。
そして、待ちに待った瞬間がー
人気の12曲と光の演出に合わせた「打ち上げ花火」。
室蘭の夜空を彩りました。
(花火を見た人)「見たことがないぐらい綺麗だった。ぜひ来年も開催していただきたい」
(花火を見た人)「100点です。満点花火」
(実行委員理事長 上村正人さん)「終わってしまった寂しさと達成感が入り混じっている。こういう行動を起こす人間がひとりでも多く生まれるとまちは賑わっていくので、同じような気持ちの若い人が増えると嬉しい」
鉄のまちから“花火のマチ”へ。
室蘭の夜空は未来への光で染まりました。