札幌市教育委員会は2025年6月27日、札幌市立美香保中学校で発行した学校便りに、個人情報が記載されたファイルのURLを誤って掲載していたと発表しました。

市教委によりますと、ファイルには学校の教育活動に協力できる保護者と地域の人のリストが記載されていて、氏名、電話番号、メールアドレス、住まいの校区、登録者の子ども（16人分）の氏名、学校名、学年、組が記載されていました。

本来学校便りには、新たな協力者を募集するURLを掲載すべきところ、個人情報が一覧になったファイルのURLを誤って掲載。

6月20日午後0時30分すぎ、生徒が1人1台所持しているタブレット端末で閲覧できる掲示板に、学校便りを配信しました。

誤りに気がつかないまま、連絡システムを通じて保護者にも配信。

午後7時15分ごろ、学校職員がURLの誤りに気がつき、午後7時30分ごろにURLに閲覧制限を設定し、個人情報の内容を見ることができないように対応したということです。

これまでに二次被害は確認されていません。

美香保中学校は3学年で260人の生徒が在籍していて、学校は生徒や保護者、地域へ謝罪をしています。

市教委は、学校から配信する発行物について、リンク先を含めた内容の確認を複数人で実施する体制を徹底するよう、市立の園や学校に対して通知を行い、再発防止に努めるとしています。