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メガソーラー問題で活動するLGBTQのアマ写真家 釧路湿原や夕景の写真展 北海道釧路空港

北海道たんちょう釧路空港で2025年10月1日、アマチュア写真家・今井亨さん(45)の写真展が始まりました。

展示されているのは、日本最大の釧路湿原や世界3大夕日とも言われる釧路の夕景や貴重な動物などを撮影した12枚です。

タンチョウの写真は、マイナス13度の早朝、ねぐらにしている鶴居村の川で、3時間粘り朝日に照らされ優雅に舞う姿を捉えました。

釧路市で撮影したシマエナガは素早い動きを追いかけながら、一瞬のチャンスを逃しませんでした。

今井さんはLGBTQの中でも性自認が揺れ動く「Q」を公表しています。

カメラを手にすると、美しさを追い求めるような「女性寄り」の感性で撮影していると感じ、SNSでは「今井樹」の名で発信しています。

一方で「Q」は、かつて『変わり者』や『奇妙な』の意味を持つQueer(クィア)などから頭文字を取った経緯があり侮辱的な言葉を浴びせられ、傷ついたこともあったといいます。

今井さんは釧路湿原周辺で乱立するメガソーラー問題でも3年前から活動。

国立公園の拡張のため、釧路市議会に提出した早急な調査を求める請願をまとめた際などは、問題を深く突き詰め、脳が戦闘モードに入るような「男性寄り」を意識するといいます。請願は採択されました。

原因不明で治療法も確立されていない線維筋痛症で、全身に痛みががあり、車いすや杖をつきながらも精力的に活動する今井さん。

空港の利用客に「釧路の美しい風景や自然を感じてほしい」と話します。

今井さんの「カメラアーティストいつき写真展」は2025年10月31日まで開かれています。

10/03(金) 21:04

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