利尻島に初のピザ専門店! 特産品「とろろ昆布」を活用 数少ない洋食店…島の新たな魅力へ 北海道
観光地としても有名な利尻島で、初めてのピザ専門店が5月11日に誕生しました。
食べた人はその斬新な味に舌を唸らせています。
豊かな大自然の魅力が詰まって名付けられた「利尻ピザ」の味とはー
生地の上には利尻島の特産品で作られたとろろ昆布。
利尻産の海の恵みをピザで表現して作られた、その名も「利尻ピザ」です。
(Golley's 高橋良通オーナー)「世の中にない新しいレシピを追求したかった」
(食べた人)「斬新で初めて食べました。すごく海藻の味がして美味しかった」
道北の稚内市からおよそ52キロ離れた日本海に浮かぶ小さな島「利尻島」。
その利尻島で初めてピザの専門店が5月11日にオープンしました。
オーナーは、アメリカのサンフランシスコを拠点に鮮魚類の卸売会社を経営する高橋良通さんです。
高橋さんは良質な海産物やミネラル豊富なわき水などに目をつけて、利尻島ならではの魅力が詰まった「利尻ピザ」という新しいピザを生みだしました。
店の看板は「リシリータ」というピザで、これは利尻の「とろろ昆布」とマルゲリータを組み合わせているとのことです。
高橋さん曰く、昆布の成分がピザに使われるチーズやトマトの成分と似ているといい、海藻をよく食べる日本の食文化もヒントになったいいます。
その相性に食べたお客さんはー
(食べた人)「意外とコリコリしていました。塩味とチーズが良いアクセントになっている」
(食べた人)「(ピザの専門店は)初めてですからありがたい。いろいろな食事の幅が広がった。(利尻島は)洋食は少ないから」
(シンガポールから来た人)「オイシイ、オイシイ」
目新しいピザに舌を唸らせていました。
(Golley's 高橋良通オーナー)「若い方や島外から来られた方は(食べて)ものすごく喜んでくれていますけれども、そのまま食べてそれが一番だと思っている人が食べると、なんだこれは!というふうに思われる方もいます」
そのほかにも、利尻産のワカメとギンナンソウを使った「利尻海藻ピザ」など、店では10種類のピザが提供されているとのことです。
(Golley's 高橋良通オーナー)「利尻ピザという名前が世の中に出たら面白いと思う。利尻ならではのものをどんどん作っていきたい」
「利尻の食材を自由な発想で自由な形に」をテーマにして誕生した利尻ピザ。
利尻島の魅力が詰まったピザを求めて、観光に行くのも良いかもしれません。