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マンホールから水噴き出す 氾濫危険水位を超える川も… 道南の複数自治体に一時避難指示 

正午過ぎの北海道函館市内の様子です。

大雨の影響で、マンホールから水が吹き出しています。

8月19日の道内は前線を伴った低気圧の影響で、大気の状態が非常に不安定になっています。

(東海林記者)「七飯町の国道5号です。雨水が川のようになっています」

七飯町では排水が追い付かず、道路が冠水していました。

渡島・檜山の広い範囲では非常に激しい雨が降っていて、午後5時までの最大6時間降水量は函館空港で91ミリ、七飯町大沼で115.5ミリ、乙部町潮見は観測史上最大の156ミリを観測しました。

(根本記者)「道南・七飯町の国道5号です。大粒の雨がフロントガラスに打ち付けて、かなり大きな音が聞こえています」

大雨の影響で、乙部町三ツ谷の国道229号では道路に土砂が流出する被害が出ていて、現在通行止めとなっています。

道によると、規制解除の見通しは立っていないということです。

(消防)「厚沢部川下流において避難判断水位となりました」

同じく道南の厚沢部川では氾濫危険水位を超え、危険な状態となっています。

その他、函館市・厚沢部町・乙部町・江差町では大雨などによる避難指示が出ています。

大雨の影響は交通にも出ています。

JR北海道によりますと、北海道新幹線2本が部分運休となり、午後2時45分ごろ運転再開となりました。

(利用者)「札幌からのこっちにくる列車が運転を見合わせしている状況。(自分が乗る新幹線も)運休したらどうしよう」

JR函館線でも運転見合わせとなっていて、これまでに特急14本を含む28本が運休となっています。

雨は今夜には落ち着く見込みですが、今後も土砂崩れなどの被害が出る可能性もあり、引き続き注意が必要です。

08/19(火) 19:58

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