外出時にマスク着用が有効 くしゃみや鼻水に悩む季節…寒暖差アレルギーの対策は?漢方薬も人気
季節の変わり目で寒暖差が大きくなるこの時期は、体調の変化が気になるところです。
気温差が大きくなるこの時期は、風邪だけでなく「寒暖差アレルギー」に注意が必要です。
9月17日午前6時の北海道帯広市です。
気温は15.1℃と朝の冷え込みで長袖や羽織りものを着る人が多く見られます。
一転して午後1時ごろには気温は28.6℃となり、多くの人が半そでなど夏の装いになっていました。
気温の変化が激しいこの時期、マチの人から聞かれたのがー
(マチの人)「朝方は冷えてくるので気温差でちょっと体調を崩しやすくなっていますね。くしゃみとかもこの時期多くて、寒暖差か分からないんですけれど」
(マチの人)「(夫が)冬とか外の寒いところから家の中に入ったら鼻炎みたいなのが起きたりするんですよね」
くしゃみや鼻水などの症状に悩まされるという声が聞かれました。
この時期、風邪とともに特に注意が必要なのが「寒暖差アレルギー」です。
医師によると、風邪ではないのに起きるくしゃみや鼻水・鼻づまりが典型的な症状だといいます。
(北円山耳鼻咽喉科アレルギークリニック 白崎英明院長)「寒暖差アレルギーは、アレルギーの原因物質というより温度刺激により神経反射がひき起こる反応。暖かい日が続いて急に寒くなったほうが神経のセンサーが働くことがある。(気温が)急に下がるような気候になれば要注意」
風邪と似た症状に悩まされる寒暖差アレルギー。
どう防げばいいのでしょうか。
(北円山耳鼻咽喉科アレルギークリニック 白崎英明院長)「鼻の粘膜に冷気を入れない。外出時にマスクをするのが有効。それ以外に体表面・露出部の皮膚のセンサーを寒気にあてないように防寒対策をすることが重要」
鼻づまりなどの症状に悩まされた人がこの時期多く訪れるという札幌市のドラッグストアです。
(ツルハドラッグ北24条店 北野則行店長)「寒暖差アレルギーのお薬ですとこちらです。点鼻薬や飲み薬はあちらに多く取り扱っています」
寒暖差アレルギー対策としてこの店がすすめているのが点鼻薬です。
また、鼻炎の薬や漢方薬などもこの時期よく売れているということです。
(ツルハドラッグ北24条店 北野則行店長)「先週くらいからお客様は増えてきている。お薬でいうと飲み薬や点鼻薬が対策として考えられますが、いちばんは寒暖差、体を冷やさないことが大切かなと思います」
道内では今週末から朝晩に冷え込む予想です。
季節の変わり目で寒暖差が激しくなるこれからの季節、体を温かくするなど対策が必要です。