全焼火災から再起した人気店 地域の支援で守り続ける“伝統の味” 旭川市【わがマチの金メダル】
「わがマチの金メダル」と題して、北海道内各地の“金メダル級”の名物をご紹介します。
2024年の火事で一時は休業を強いられた旭川市のレストラン。
客からの応援で再び立ち上がった「復活の味」を取材しました。
丁寧に丸めたタネを焼き上げて、しょうゆベースの特製ソースをかけるとー
出来上がったのは店自慢の一品・北海道産牛肉を使ったハンバーグ!
(林記者)「噛めば噛むほど肉の甘みが出てきて口の中が幸せです」
提供しているのは、旭川市にあるレストラン「エスペリオ」です。
1995年の創業以来、地域の人々に愛されてきました。
しかし2024年、悲惨な出来事がー
2024年9月、ガス漏れによる火事で建物は全焼。
ほとんどの調理器具を失い、店は休業を余儀なくされました。
店主の矢野竜二郎さんです。
すべてを失い、先の見えない日々が続きましたが、前を向かせてくれたのは客の存在でした。
(エスペリオ 矢野竜二郎店主)「お客さまからのメッセージや近隣の地域の人からも温かい声をかけていただいて、この場所でもう一回がんばらないとなっていう気持ちになりました」
店をもう一度立て直そうと、矢野さんはクラウドファンディングなどで資金を集め、2025年7月に再び店をオープンすることができました。
(エスペリオ 矢野竜二郎店主)「ピザ窯だけは残りまして、真っ黒になったけれど原型をとどめていた」
特別に設計された世界で一つだけのピザ窯。
火事で黒焦げになりながらも形を保って残されていました。
ハンバーグと並ぶもう一つの看板メニューが、この石窯で焼き上げるピザ。
伝統の味は守り続けています。
(客)「火事のあと来れてなくて遠いので帰省なんですけど、念願のエスペリオにどうしても来たいと言って来ました」
(林記者)「久しぶりの味は?」
(客)「かわらずおいしかったです」
(エスペリオ 矢野竜二郎店主)「しっかりとした店をつくらないと申し訳ない。お客さんの喜んでいる顔がまさに金メダル」
地域の応援で立ち上がった「復活の味」。
矢野さんにとって客の笑顔こそがぴかぴかと輝く金メダルとなっていました。