被告の男、起訴内容認める 弁護側は「心神喪失」無罪主張 コンビニ店員ら3人殺傷事件・札幌

【解説】心神喪失か耗弱か 刑事責任能力があったかどうかが焦点に
札幌市北区のコンビニエンスストアで店員ら3人を刃物で刺し、1人を殺害した罪に問われている男の裁判が始まり、男は起訴内容を認めたものの、弁護側は心神喪失を理由に無罪を主張しました。
殺人などの罪に問われているのは、札幌市北区の無職・宮西浩隆被告です。
宮西被告は2024年2月、札幌市北区のコンビニエンスストアで、運営会社の社員・大橋恵介さんをペティナイフで突き刺し、殺害したとされています。
ほかにも店員2人を突き刺し殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪にも問われています。
6月23日の1回目の裁判で、宮西被告は起訴内容を認めたものの、弁護側は犯行時「心神喪失」のため刑事責任能力がなかったとして、無罪を主張しました。
一方、検察側は心神喪失より軽い「心神耗弱」の状態だったとして、刑事責任を問えると主張しました。
判決は7月2日に言い渡される予定です。
06/23(月) 10:53