いじめを受けていた川村被告「死にたいと…」情状酌量求め両親出廷 札幌地裁は“強盗致死罪成立”
北海道江別市で男子大学生が集団暴行を受け死亡した事件の裁判です。
札幌地裁は川村被告らに対して「強盗致死罪」が成立するという判断を示しました。
(裁判長)「強盗致死罪が成立します」
札幌地裁が中間判断を示した際、川村被告らは表情を変えることはありませんでした。
川村葉音被告と滝沢海裕被告、当時16歳の少年の3人は2024年10月、江別市の公園で長谷知哉さんと交際していた八木原亜麻被告らと共謀し、長谷さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどした強盗致死などの罪に問われています。
法定刑が死刑または無期懲役と定められている強盗致死罪。
6月3日の裁判で示された札幌地裁の中間判断とはー
(裁判長)「被害者の遺体の状況から、金品を要求したあとの暴行で死亡したと認定できる」
札幌地裁は強盗致死罪が成立するとの判断を示しました。
今後は3人の裁判が分離され、情状や量刑について審理が進められます。
3日には川村被告の審理が行われ、冒頭陳述で検察は、早期に暴行を加えていることやクレジットカードを奪ったあとも暴行していると指摘。
情状酌量の余地はないと主張しました。
一方、弁護側は川村被告が高校・大学時代にいじめを受けていた経験から、周りの空気に流されて従ってしまうような性格だとして情状酌量を求めました。
また、証人として川村被告の両親が出廷しました。
川村被告が受けていたいじめについて問われた父親はー
(川村被告の父親)「暴言を受けたり、飲み物に何か入れられたり、靴を隠されたりするなどしていた。死にたいと自殺をほのめかしていた」
やられたらやり返すように教えていたと言い、暴力をふるうことについても「ケースバイケースだと伝えていた」と話しました。
川村被告の論告・弁論は5日に行われ、滝沢被告、少年に対する審理をそれぞれ実施した後、25日に判決が言い渡されます。
※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。