申請失念し無免許で運用 非常時に緊急停止促す「防護無線機」電波法抵触の可能性 JR北海道
JR北海道は、列車の非常時に無線信号を出す防護無線機について、全体のおよそ1割が、総務相から免許を受けないまま運用していたことを明らかにしました。
一部が無免許で運用されていたのは、列車の運転席に設置されている「防護無線機」です。
防護無線機は、事故などの非常時に乗務員がスイッチを押して半径1キロの列車に緊急停止を促す装置です。
JR北海道によりますと、697台のうち61台が、総務相の免許を受けないまま2020年ごろから運用されていたということです。
電波法に抵触する可能性があり、9月6日までに免許が交付された無線機に取り換えました。
本社の担当者が何らかの理由で申請を失念したことが原因で、北海道総合通信局はJR北海道の調査結果を踏まえて処分を検討することにしています。
09/11(木) 12:00