光毒性成分を含む外来種と断定 北海道大学で発見…危険植物「バイカルハナウド」とは特定されず
【解説】“バイカルハナウド”の見分け方 世界で最も危険な植物の1つが札幌市内に…?
北海道大学は2025年7月15日、北海道大学構内で発見された毒性の疑いある植物について、「バイカルハナウド」であると特定には至らなかったものの「外来種で間違いない」と発表しました。
さらに、この植物はメトキサレンという光毒性成分を含んでいることもわかりました。
万が一、樹液が皮膚に付着した場合は直ちに洗い流し、付着した部分に日光が当たらないように遮断することで炎症の発症を予防・軽減できるとしています。
北海道大学の構内では6月24日、世界で最も危険な植物の1つとして知られている「ジャイアント・ホグウィード」、和名で「バイカルハナウド」とみられる植物が見つかりました。
「バイカルハナウド」は西アジア原産のセリ科の植物で、国内ではこれまで生育が確認されていません。
樹液が皮膚に付着したまま太陽の光に当たると、深刻な皮膚炎などを引き起こすおそれがあることから、北大では植物を刈り取り、学内の植物学の専門家が調査を進めていました。
北海道大学は7月3日、発見された植物がバイカルハナウドと特定できなかったと発表していましたが、複数の特徴から在来のオオハナウドとは明らかに異なるとしていました。
また、7月2日には札幌市白石区のサイクリングロード付近でも、バイカルハナウドとみられる植物が約40株見つかっています。
07/15(火) 16:16