土砂が家の中まで…玄関ガラスも割れる「家を捨てるしかない」大雨被害で住民ら後片付け 函館市
9月1日に記録的な大雨となった北海道函館市は、2日も大気の状態が不安定となっています。
住宅や道路に土砂が流れ込むなど大きな被害が出ていて、住民らが後片付けに追われています。
(東海林記者)「大雨と一緒に流れてきた土砂や石がフェンスをなぎ倒してしまっています」
1日の函館市内は局地的に1時間に100ミリを超える記録的な大雨が降り、原木町では山から流れ込んだ岩石が住宅街に流れ込んでいました。
こちらの住宅では流れ込んだ土砂が家の中まで入り込み、床が泥に覆われ、玄関のガラスも割れてしまっていました。
(住民)「家を捨てるしかない。初めてだから。ここで生まれて68年だけどどうもならないね」
函館市浜町では朝から道路に流れてきた土砂を重機で片付ける作業が行われていました。
この地区では1日夕方、大雨のため道路が冠水し、川のようになっていました。
(浜町の住民)「ちょっと見たら向こうからどんどん来たんです。川のように流れて、泥水が。それでこういう風になってしまった」
函館市内では2日も大気の状態が非常に不安定になっていて、2日夜にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあります。
大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に引き続き警戒が必要です。
09/02(火) 16:08