「殺すのはかわいそう」「山に帰せ」ヒグマ駆除めぐり苦情や批判殺到 2時間以上の電話も…北海道
北海道福島町で2025年7月、新聞配達員の男性を襲い死亡させたクマが駆除されたことをめぐり、鈴木知事は25日、道に対し苦情や批判の連絡が相次いでいることを明らかにしました。
福島町では7月12日に新聞配達員の男性がクマに襲われて死亡し、その後、クマはハンターによって駆除されました。
鈴木知事は25日の会見で、クマの駆除をめぐって「殺さないでほしい」や「山に帰せ」、「殺すのはかわいそうだからやめてほしい」など、道のヒグマ対策室に対し、全国から苦情や批判が相次いでいることを明らかにしました。
中には、2時間以上におよぶ電話もあり、男性が襲われた7月12日から24日までの間に寄せられた電話やメールなどは、計約120件に上っているということです。
(鈴木知事)「特に道外の人から連絡をもらっている。人身事故防止のために適正に行われた捕獲は、地域の皆様の安全な生活を守るために必要なこと。ハンターも命を懸けて捕獲に従事している。人が亡くなっていること、命の危険を持ちながらもハンターが捕獲していただいていることを、どうか理解していただきたい」
鈴木知事は、職員の業務にも支障が出るとして、ヒグマの捕獲に理解を呼びかけました。
07/26(土) 07:06