札幌・北警察署は、２０２５年６月３０日、北区の７０代男性が警察官や検察官などを名乗る男に現金５５００万円と金塊１．１キロ（時価総額約１８００万円）をだまし取られたと発表しました。

男性の自宅に５月１６日、固定電話の通信会社社員を名乗る男から「通話料金の未納があり、個人情報が漏れている可能性がある」と電話がありました。

その後、千葉県警の警察官を名乗る男から「あなたの口座が犯罪に使われている」などと電話で言われ、捜査を名目にＳＮＳに誘導されたということです。

そして、ＳＮＳ上のビデオ通話で検察官を名乗る男から「口座にあるお金を調べる必要があるので現金を下して捜査員に渡してほしい」「金を注文して捜査員に渡してほしい」などと言われ、男性は、自宅を訪れた男に現金５５００万円と金塊１．１キロを手渡したということです。

不審に思った男性が千葉県警に問い合わせ、被害が発覚しました。

警察は「自宅を訪問した警察官が現金などを受け取ることはない」と注意を呼びかけています。