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運輸安全委員会がパイロットに聞き取り開始 北海道稚内空港の重大インシデント

2025年8月20日に北海道・稚内空港で発生した、全日空グループのANAウイングス機が作業車両が走行している滑走路に着陸した「重大インシデント」について、国の運輸安全委員会によるパイロットへの聞き取り調査がはじまっています。

2025年8月23日午前8時45分ごろ、国の運輸安全委員会の調査官2人が東京都大田区羽田の全日空を訪れ、パイロットに当時の状況を聞くとともに、運行管理者にも話を聞き運行記録についても調べを進めているということです。

この調査は、2025年8月20日午前11時20分ごろ、新千歳発ー稚内行きのANAウイングス機が稚内空港の滑走路で、鳥を追い払う作業車両が走行していたにも関わっらず着陸態勢に入って降下したことを受けて実施されています。

パイロットは滑走路内に障害物がないことを確認していましたが、管制運航情報官から着陸前の滑走路情報を得ることを忘れていたということです。

けが人はいませんでしたが、国交省は事故につながりかねない「重大インシデント」に認定して調査を進めています。

全日空への調査は8月23日いっぱい行われる予定で運輸安全委員会は調査を進め、1年後をめどに調査報告書を公表する予定です。

08/23(土) 12:28

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