「大きな横揺れだった…」住宅や博物館で被害 北海道で最大震度5強観測 JRは列車85本運休
早朝の揺れに驚いた人も多かったのではないでしょうか。
4月27日朝、北海道内で最大震度5強を観測する地震がありました。
「下から突き上げるような揺れ」だったといいます。
十勝の広尾町の情報カメラです。
上下に激しく揺れているのがわかります。
(向山記者)「いま大きく揺れています。緊急地震速報のあと大きく揺れています」
午前5時23分ごろ起きた十勝地方南部を震源とする地震。
地震の規模を示すマグニチュードは6.2と推定され、道内各地で揺れを観測しました。
震度4を観測した道南・函館市では、高齢者施設で91歳の女性が転倒し、ひざに軽傷を負いました。
最大震度5強を観測したのが、十勝の浦幌町です。
町内の博物館ではー
(浦幌町立博物館 学芸員 持田誠さん)「立ち入りできないようにしている柵。普段はテープを張っていて、おそらくそれが引っ張り合って、倒れてこうなった」
地震の影響でポールが倒れ、床のガラスにヒビが入ったといいます。
(浦幌町立博物館 学芸員 持田誠さん)「結構大きな横揺れだったけど、それほど長い時間の印象ではなかった」
こちらの男性が見せてくれたのは、地震直後の自宅の中の写真です。
高校生の娘の部屋ではタンスが倒れていました。
すぐ近くにはベッドがあり、けがにつながりかねませんでした。
(浦幌町民)「ここまで倒れることはなかったですね。物がところどころ落ちていたので、揺れが大きかったんだなとこれを見て思いました」
日高の新冠町では震度5弱を観測。
(マチの人)「下から突き上げるような揺れでしたね。すぐ起きて新冠温泉の方に逃げました」
町内の小・中学校では、通学路の安全を確認するため、登校時間を午前10時に繰り下げる対応をとりました。
交通への影響も出ています。
JR北海道は線路の点検など安全確認のため、一時、一部の区間で運転を見合わせに。
その結果、特急や函館・千歳線のエアポートなどあわせて85本の列車が運休しました。
気象庁は、今回の地震は北海道・三陸沖後発地震注意情報の対象ではないとしています。
(札幌管区気象台 浦谷純平地震津波対策調整官)「(後発地震注意情報には)巨大地震の想定震源域があり、今回発生した地震は(想定震源域の)外側で発生。マグニチュードも6.2ということで、地震の規模も小さいし、(三陸沖の地震と)直接的な影響はないと考えている」
気象庁は、今後1週間ほど最大震度5強程度の地震が起こる可能性があるとして、注意を呼び掛けています。