【国内初】ラッコが鳥インフルエンザに感染 死がいから検出 アザラシに続き感染相次ぐ 北海道
北海道は2025年4月30日、浜中町で回収したラッコ1頭の死がいから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。
環境省によりますと、国内でラッコが高病原性鳥インフルエンザに感染したことが確認されたのは初めてです。
ラッコの死がいは子どもとみられ、4月22日に浜中町藻散布地区の海岸に打ち上げられていました。
他に周辺で回収したラッコの死がいはないということです。
今回、確認されたラッコの感染経路は不明で、環境省は、ラッコの回収地点から半径10キロメートルの範囲を監視重点区域として指定するということです。
北海道内では4月25日、浜中町に隣接する根室市で、国内で初めてゼニガタアザラシが鳥インフルエンザに感染したことが確認されたばかりでした。
環境省や北海道は、死がいを見つけた場合は、近づかず通報してほしいとしています。
高病原性鳥インフルエンザは、感染した鳥と密接に接触するなどの特殊な場合を除いて、通常では人に感染しないと考えられています。
04/30(水) 15:52