北海道・羽幌警察署によりますと2025年8月23日、初山別村にある初山別稲荷神社の南側の敷地内でクマ1頭が目撃されました。

23日午前9時15分ごろ、神社の近くにある真秀寺で掃除をしていた女性が体長1.3メートルほどのクマを目撃し、役場に通報しました。クマはすぐに山の方へ立ち去ったということです。

役場からの連絡を受けて警察や猟友会が現場周辺を警戒していると、午前10時27分ごろ、約250メートル離れた初山別中学校の南東にある田んぼの中にいたクマ1頭をハンターが発見しました。

午前11時31分ごろ、クマが中学校北側の敷地内に移動したところで、追いかけていたハンターは猟銃を発砲。銃弾はクマに命中したとみられますが、そのまま山の方に逃げていったということです。

初山別中学校の周辺では8月20日と21日にも敷地内を歩くクマが、教員らに目撃されています。

中学校周辺で相次ぐクマの目撃を受け、警察は25日以降も登下校の時間帯に通学路をパトカーで巡回するなど警戒を強める考えです。