事業費15億円以上「オタモイ地区」の再開発 事実上計画凍結へ 予算確保が困難…北海道小樽市
北海道小樽市のオタモイ地区の再開発について計画を進めている小樽商工会議所は、事業費の確保が困難だとして、計画を事実上凍結する方針を固めました。
かつて小樽のオタモイ地区にあった「オタモイ遊園地」です。
昭和10年に完成し、道内屈指のレジャー施設としてにぎわいました。
昭和27年に焼失し、相次ぐ崩落で立ち入り禁止となっていますが、小樽商工会議所などでつくる「オタモイ開発協議会」が、2021年から再開発計画を進めていました。
崖の先端から突き出て、日本海を一望できるテラス。
テラスとオタモイ遊園地の跡地を結ぶジップライン。
オタモイ地区の景色や自然を活かした新たな観光資源として期待されていました。
一方で、事業費は施設だけで15億円以上と巨額の予算が必要とされていました。
小樽商工会議所によりますと、協議会だけでの資金調達は困難と判断したため、計画を事実上凍結する方針を固めたということです。
小樽商工会議所は再開発について、「オタモイ地区は魅力ある観光資源であるため、活用策は引き続き議論する」としています。
06/13(金) 16:10