330頭超の移動めど立たず “ノースサファリ”に立入検査 動物の飼育状況など確認 札幌市
札幌市は4月23日、法令違反が相次いで発覚している「ノースサファリサッポロ」に立ち入り検査に入りました。
動物の移動は計画通り進んでいますが、一部の動物はいまだ移動のめどが立っていません。
(金澤記者)「午前10時すぎです。札幌市の職員が立ち入り検査のため園内に入ります」
札幌市南区の「ノースサファリサッポロ」。
札幌市の職員がおよそ1時間半にわたり、動物の飼育状況などを確認しました。
(札幌市動物愛護管理センター 千葉司所長)「札幌市動物愛護管理条例、これに違反する部分は確認できませんでした」
ノースサファリサッポロは、市の市街化調整区域に建物を無許可で建てていたことなどが問題視され、2025年9月末までに閉園する予定です。
注目されていたのは640頭にのぼる飼育動物の移動先です。
今回、3月末までに移動した210頭の内訳が判明。
ミーアキャットやメンフクロウなどが移動済みでした。
また、4月に入ってからもモルモットやシマリスなどおよそ40頭が移動していたことが分かりました。
一方で、大型や高齢の動物を中心に335頭は移動のめどがたっていません。
(札幌市動物愛護管理センター 千葉司所長)「急いで新しい動物園や動物商に出そうとすると動物に負担がかかる。きちんと管理するよう話した」
市は動物の移動が順調に進んでいるか確認を続ける方針です。
04/23(水) 16:18