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正式に「すいしゃまち」に!悲願の町名変更で地元も歓喜 “読み方”混在は解消なるか 札幌市

札幌市豊平区「水車町」の読み方を「すいしゃまち」へ変更する議案が、札幌市議会で可決されました。

さっそく地元住民からは喜びの声が聞かれました。

(議会)「地域住民が待ち望む水車町の名称変更について、全会一致で可決すべきものと決定しました」

10月6日午後1時から始まった札幌市議会で全会一致で可決されたのは、豊平区の「すいしゃちょう」の読み方です。

新たな名称は「すいしゃまち」。

「ちょう」から「まち」への変更になりました。

現在のすいしゃちょうを歩いてみると、「すいしゃまち」という文字がいたるところにー

豊平区「すいしゃちょう」はもともと「すいしゃまち」として親しまれてきましたが、1979年に札幌市が区画整理をしたときに「すいしゃちょう」と読み方を記載したことで、「ちょう」と「まち」が混在していたのです。

悲願だった「ちょう」から「まち」への変更に地元の人はー

(地元の人)「正式になるということでうれしいです。すいしゃちょうと言われるよりはすいしゃまちと言われるほうがいい」

(地元の人)「よかった、そのほうがいい、呼びやすいし慣れているから。まちのほうが語呂にあっている気がする」

地元の町内会でもこれまで働きかけを強めてきました。

2025年2月には「すいしゃちょう」から「すいしゃまち」に変更するよう、市に要望書を提出。

住民の4分の1を超える1060人分の署名が集まりました。

さらに7月、有識者らによる意見交換会ではー

(札幌法務局南出張所 北島陽子登記官)「法務局では町名の読み方を登記していないので、読み方が変わったとしても手続きへの影響はない」

(豊平郵便局 水島由貴総務部長)「すでに社員の中でもすいしゃまちと思っている人が大半なので、配達する際にもフリガナで困ることはないので影響はない」

読み方が変わっても「問題はない」という意見がほとんどでした。

地元住民の思いを背負い、「すいしゃまち」への変更に尽力してきた町内会の高橋会長。

可決の瞬間は固唾をのんで見守っていました。

(旭水町内会 高橋恒夫会長)「がんばってくださいと、是非すいしゃまちを取り戻したいと励ましの声をたくさんいただきましたので、応えることができてよかった。いや、やっと安心して寝られる、そんな感じですね」

札幌市は告示を経てから、10月29日に正式に町名変更する方針です。

マチが待ち望んだ「すいしゃまち」。

新たな歴史の第一歩を踏み出しました。

10/06(月) 21:10

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