酸欠でサクラマス大量死か 水力発電所の魚道開放に遅れ 約3900匹の死がい回収 北海道電力
後志の蘭越町を流れる尻別川で、サクラマスおよそ3900匹が死んでいたことがわかりました。
北海道電力が管理する水力発電所の取水堰で、魚道の開放作業が遅れたことが原因とみられています。
サクラマスが大量に死んでいたのは蘭越町の尻別川です。
6月10日、水力発電所の水を確保する蘭越取水堰の下流に住む人から、「サクラマスが大量に死んでいる」と北海道電力に連絡がありました。
北電は取水堰にある魚道付近でサクラマスが大量に死んでいるのを確認し、16日までにおよそ3900匹の死骸を回収したということです。
北電によりますと、6月3日、魚道に流木などが堆積していたため魚道の開放作業が遅れ、サクラマスは下流の水量不足や水温上昇で酸欠状態になったとみられています。
北電は今後、原因調査などに協力していくとしています。
06/18(水) 07:25