「シャッターを開けないと…」除雪に悪戦苦闘 ごみ収集もひと苦労 21年ぶり記録的大雪 札幌
この記録的な大雪から一夜明けましたが、JRや路線バスが運休し物流も滞るなど、いまも生活に大きな影響が出ています。
(向山記者)「札幌市北区です。車道は車1台がようやく通れるほどの道幅となっています。身長をこえる雪山ができています」
1月26日朝の札幌市北区の住宅街です。
道路脇に積みあがった雪山で車道の幅はかなり狭くなっています。
市民も26日朝から雪かきに追われていました。
(札幌市民)「きのう雪かき2回やってきょうは1回目。ひどいね」
(雪かきをする人)「ここは使うシャッターなので開けないと仕事出来ない。全部埋まっている状態で」
こちらの女性は背丈よりも高い雪山に悪戦苦闘。
車が入れず、家庭ごみを集めるのも一苦労。
札幌市によりますと、場所によっては収集が午後6時以降となる可能性もあるということです。
(井上カメラマン)「ホワイトアウトですね。先が見えないです」
記録的な大雪となった札幌は、25日午後7時までの24時間降雪量が54センチとなり、1月の観測史上最大にー
また、積雪は112センチを観測しました。
1月に1メートルを超えるのは21年ぶりです。
市内のいたるところで雪が深く積もった道路にタイヤを取られ、身動きが取れなくなる車が相次ぎました。
車から降りようにも大きな雪山が遮り、ドアが開ききらない場面も。
(松田カメラマン)「新千歳空港1階の到着口前にはJRの運行再開を待つ人で長い列ができています」
新千歳空港では25日、発着する56便が欠航。
およそ7000人が床に寝転がるなどして一夜を明かしました。
(フィリピンから来た人)「夕方5時からここにいて、ホテルに行けない、空港で寝たり、こんなに長い時間いるのは初めて」
一夜あけた26日も午後3時半時点であわせて78便の欠航が決まっています。
(仙台に行く人)「2時半に仙台行きの予定でした。明日も仕事があるので出来れば戻りたい」
影響はJRにもー
JR北海道によりますと、特急や快速エアポートなどを含むあわせて471本の運休を決めています。
午後1時半には快速エアポートの札幌ー新千歳空港間で運転を再開しましたが、JR札幌駅では空港に向かう人などが足止めされていました。
(北本アナウンサー)「特に空港行きに大きな影響が出ている。JRが運休していてバス停に来るが赤い文字で運休中と書かれています。すぐ隣のタクシー乗り場には50人以上の列ができています」
空港行きのバスも運休にー
市内のタクシー乗り場には行列ができていました。
高速道路は札樽道や道央道の一部などで通行止めとなっています。
札幌南IC付近では、高速道路から一般道へ下ろされる車で大渋滞となっていました。
ネクスコ東日本によりますと、通行止めの解除は27日以降になる見通しです。
(山本記者)「いまから押しますね」
25日、厚別区では運送会社のトラックが進めなくなっていました。
記者も一緒にトラックを押すとー
進んだと思いきやすぐに止まってしまいました。
(山本記者)「これは除雪入らないとだめだ」
物流にも影響が出ています。
ヤマト運輸では、道内と全国を発着する荷物の輸送に大幅な遅れが生じています。
(長南記者)「札幌市中央区の書店です。棚を見てみるとこのように相次いで入荷が遅れているという知らせがあります」
札幌中心部の書店では雑誌や本が届かず、空の本棚が目立っていました。
入荷の見通しは立たず、新刊の発売は3日以上遅れる可能性があるといいます。
(客)「やっぱり北海道以外だとふつうに本が出回っていると思うんですけれど、雪の影響で無いというのは困るなって」
あの人気店でも影響がー
地下鉄大通駅直結の立ち食いそば店では、昼の稼ぎ時にも関わらず臨時閉店の張り紙がはられていました。
(スタッフ)「麺が来るのを待っているんです。到着次第シャッターを開けて営業しようと思っているんですけれど、いまどの辺にいるのやら…」
高速道路の通行止めで、そばやうどんの麺が届かないといいます。
(常連客)「いつも昼は並んでいるから珍しいなと思って」
(武田記者)「札幌の大雪は、およそ300キロ離れた釧路市のスーパーにも影響が出ています」
この影響で釧路市内のスーパーでは、ヨーグルトなどの乳製品およそ30種類の商品が入荷できていませんでした。
今後さらに欠品が増える可能性があるといいます。
(あいちょう釧路 相澤長昇社長)「短期間に物流の心臓部の札幌がここまで出荷が欠品になるのは初めて、ここ5~6年では初めて」
現在、雪は落ち着きつつありますが、除雪が追い付いていないところもあり、交通機関の乱れや車の立ち往生など引き続き注意が必要です。