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【危険】北海道で初確認 特定外来生物「アカカミアリ」刺されると激しい痛み 輸入コンテナに付着か

【解説】尻に毒針「アカカミアリ」の危険な習性 ヒアリの仲間…拡大防げるか 注意呼びかけ

6月、苫小牧市内で特定外来生物のアカカミアリが確認されました。

北海道内で見つかったのは初めてということですが、刺されると激しい痛みと腫れる恐れがあり、環境省が注意を呼びかけています。

6月26日、環境省が毎年実施しているアリ類の定着防止のための港湾調査で見つかったアリ。

専門家の調査の結果、特定外来生物のアカカミアリだと確認されました。

アカカミアリが北海道で発見されたのは初めてです。

専門家は海外から輸入されたコンテナに付着していたとみています。

ブラジルなどの南米で生息していて、2017年に日本で確認され話題となった「ヒアリ」と同属のアリです。

ヒアリと比べると毒性は弱いとされていますが、激しい痛みや腫れを引き起こす恐れがあり、環境省が注意を呼びかけています。

専門家は・・・

(岡山理科大学動物学科 村上貴弘教授)「アカカミアリのお腹の末端には針があり、針には毒液が出るので、刺されるとそこから毒が体に注入されてすぐに白い膿ができる。アナフィラキシーショックを起こした事例があります」

村上教授によると、もともと南米に生息しているため、寒い北海道の冬を越す可能性は低いといいますが、11月ごろまでは注意が必要ということです。

今回アカカミアリが発見された苫小牧国際コンテナターミナルでは、殺虫剤などを使用し駆除を徹底するということです。

07/09(水) 16:33

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