ガソリン価格値上げに踏み切る店も アメリカ軍がイランを攻撃…緊張高まる中東情勢 今後に懸念の声
【解説】老後の蓄えにも悪影響か 中東情勢でガソリン再高騰?電気・ガス代の値上がりで食材高騰の可能性も
アメリカ軍がイランの核施設を攻撃するなど、中東情勢の緊張が高まっています。
すでにガソリンの値上げに踏み切る動きがある中で、今後の価格がどうなるのか懸念の声があがっています。
(向山記者)「こちらのガソリンスタンドでは、レギュラー価格が166円。一時よりも落ち着いたように見えますが、中東情勢などを踏まえ先週よりも値上げしました」
札幌市中央区のガソリンスタンドです。
1リットルあたりのレギュラーガソリンの価格は、先週と比べて10円ほど値上げしています。
(客)「150円しなかったら嬉しいですけど、なかなか難しいところもあるのかな」
(EneJet山鼻 杉原進也課長)「原油の値上がり等も絡んで少しずつ値上がりした」
背景にあるのが、中東の動きです。
アメリカ軍がイランの核施設を攻撃したほか、イラン議会が原油の輸送ルート「ホルムズ海峡の封鎖」を了承するなど、緊張が高まっています。
道内のレギュラーガソリン価格は4月に185.2円まで高騰しましたが、政府の補助金などによって8週連続値下がり。
先週は169.3円とおよそ1年7カ月ぶりに170円を下回りましたが、今後の値上げの可能性に不安が広がっています。
(EneJet山鼻 杉原進也課長)「原油の価格に関しても見込みが出ていない状況があるので、いくらになってくるのか把握しきれていない。今後に関しては中東の情勢をしっかりみていかなければいけない」
政府は、ガソリン価格が急騰した場合でも1リットル当たり175円程度に抑える措置を導入するとしていますが、今後の中東情勢がどのような影響を及ぼすのか注目されています。
06/23(月) 16:07