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島に上陸できないもどかしさ 船の上から先祖を供養する 「洋上慰霊」今年もはじまる

北方領土での墓参再開が見通せない中、船の上から先祖を供養する洋上慰霊が始まりました。

元島民らは2026年も、島に上陸できないもどかしさや切実な思いを抱えています。

元島民と談笑する鈴木知事も参加した北方領土への洋上慰霊。

2026年は6回、実施される予定です。

見送っていたのが色丹島出身の元島民、92歳の得能宏さんです。

得能さんは毎回、洋上慰霊の見送りや出迎えのため、根室港に足を運んでいます。

(色丹島の元島民 得能宏さん)「私は2回目に(洋上慰霊に)行かせてもらうんですけれども、想いはいま一緒に船に乗って行っているという。それでここに見送りに来ました。やはり僕の場合は色丹島」

北方領土での墓参は、コロナ禍や日ロ関係の悪化から2019年を最後に途絶えていて、船の上からの慰霊が続いています。

(鈴木知事)「ふるさとの地を踏みしめ慰霊できる日が1日も早く参りますよう、私たちもたゆみなく努力を続けていくことをここにお誓い申し上げて追悼の言葉といたします」

間近に国後島を望みながら実施された今回の洋上慰霊では、元島民らが船の上から手を合わせていました。

近くて遠い北方領土。

平均年齢が90歳を超えた元島民はもどかしさを抱えています。

(国後島の元島民 大塚小弥太さん)「目の前に来て(島に)あがれないということは非常に残念なんですよ。とにかく一刻も早くロシア側と人道的な立場で墓参だけでも再開するように、政府の方にお願いをしていただきたい」

今回の洋上慰霊は日帰りでの実施となりましたが、元島民3世、4世といった若い世代も参加していました。

(元島民3世 木川蒼大さん)「元島民の方々は高齢化が進み数が減ってきているので、我々の若い世代が元島民の方々から話を聞いて、今後に未来につながるような活動をしていきたいと思います」

2026年の洋上慰霊は9月3日まで6回にわたって実施され、その後、チャーター機による上空慰霊も予定されています。

元島民らは島に上陸できないもどかしさを抱えながら、早期の墓参再開を待ち望んでいます。

07/27(月) 19:07

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