北海道・赤平市で2025年6月5日、山菜採りに出かけた岩見沢市に住む男性（68）の行方が一時わからなくなりました。6日に男性は自力で戻り、無事に発見されました。

警察によりますと、男性は2025年6月5日午前10時半ごろ、妻に「タケノコを採りにいく」と1人で車で外出したということです。

その後、午後0時半ごろ男性から妻に「採り終わったら連絡する」とメールがありました。

しかし、5日夕方になっても男性からのメールはなく、自宅にも戻らないことから、男性の妻や友人らで山菜ポイントを探したところ、午後7時すぎ、赤平市幌岡町の道路脇に駐車されている男性の車を発見したということです。

男性の携帯電話は車内に置きっぱなしになっていました。

男性の妻からの届出を受けた警察が車の周辺を捜索しましたが発見には至らず、翌6日午前6時ごろから警察と消防あわせて約20名体制で捜索を開始。

6日午前7時前、車を発見した場所から200～300メートル離れた道路上で、自力で戻ってきた男性を発見したということです。男性にけがはありません。

男性は車内に携帯電話を置いていたことについて「コンパスを持っていれば大丈夫だと思っていた」と話しているということです。

警察は山菜採りに行く際は、行き先や帰宅時間を家族に告げる、携帯電話を携行し目立つ服装を心がける、山に入る際は入山届を提出するなど、注意を呼びかけています。