【解説】家庭でも要注意!ポイントは「熱を与えない」カセットボンベ原因の火事約8割が一般家庭で発生
カセットボンベが破裂「炭の中に落ちてガスに引火」飲食店で爆発…男女4人けが 札幌・すすきの
今回なぜ爆発が起きたのか。
爆発の原因は、厨房内にあった「カセットボンベ」とみられています。
こちらは取材を基に書き起こした厨房内の様子です。
厨房内には、爆発の1時間半前に火をつけたジンギスカンを焼く際に使う炭が置いてあり、温まった状態でした。
この炭近くの棚に置いてあったのが、家庭で鍋をするときなどに使うカセットボンベ1本です。
熱膨張によって底が抜け、天井に吹き飛び、2メートル離れた炭の中に落下し、爆発したということです。
なぜ、厨房内にカセットボンベが置いてあったのでしょうか。
運営会社の社長はこう説明しています。
2025年2月、店の開店準備で、炭に火をつける際、カセットボンベを使ったガスバーナーで炭をおこしていたが、そのカセットボンベを置いたままにしてしまった。
当店の安全管理が不十分だったのは間違いないと考えているとしています。
警察は業務上過失致傷の疑いも視野に、引き続き当時の状況を調べています。
じつは、札幌市内の過去10年間で、こうしたカセットボンベなどが原因で起こった火災は、およそ8割が一般家庭で発生しています。
家庭で使うカセットボンベの取り扱いポイントは「熱を与えない」です。
・コンロよりも大きな調理器具を使用はしない
・カセットコンロで木炭の火起こしをしない
・夏の車内に放置しない
ことが大切です。
一般家庭でも起こりうる事故。
今一度使用方法をしっかりと守ってください。
05/20(火) 22:00