個人情報含む郵便物が"失踪” 41通が所在不明に… 手稲郵便局の集荷後に発覚 札幌・手稲区役所

札幌市・手稲区役所は2025年6月26日、個人情報を含んでいる可能性のある郵便物41通が失踪したと発表しました。
失踪した郵便物は6月17日に発送したもののうち、宛先が手稲区外で重量が50グラム以内の第一種定形郵便(普通郵便)で、氏名、生年月日、住所、性別、被保険者番号、介護・障がい認定情報、本人の所得に関する情報などが記載されている可能性があるということです。
手稲区役所によりますと、発送する郵便物は各課でまとめ、郵便物の宛先や重さ、種類などで分類し、郵便物の数をデータ入力し総務企画課へ持ち込みます。
総務企画課がデータと郵便物の数が一致するか確認し、郵便局集荷用プラケースに格納する流れで管理していて、17日午後1時30分ごろに集計した時点では数値に誤りはありませんでした。
午後2時30分ごろ、手稲郵便局の職員が集荷に訪れ、午後4時ごろに郵便局で郵便物の総数を確認したところ、手稲区外宛ての普通郵便41通が不足していると連絡があったということです。
対象の郵便物は414通で、このうち個人情報が含まれるものが396通あることが分かっていますが、所在不明の41通の特定には至っていません。
18日に手稲区役所内で捜索するも見つからず、郵便局からも運送などで紛失する恐れはなかったと返事があったということです。
手稲区役所は、郵便物の到達確認を随時実施していて、これまでに二次被害は確認されていないということです。
手稲区役所は、手稲郵便局と共に集荷の手順の見直しを実施し、再発防止に努めるとしています。
06/27(金) 08:00