“鍋料理”の季節にうれしい!ハクサイなどお手頃価格に 夜は涼しく野菜の出荷数量も増加…北海道
冬が近づくと恋しくなるのが鍋料理です。
お鍋に欠かせないハクサイなどの葉物野菜が、夏に比べお手頃な価格となっています。
なぜなのでしょうか。
鍋には欠かせないハクサイに色とりどりの野菜。
最後にネギをのせてひと煮立ち。
甘酒や味噌の風味が香る、サケが入った石狩鍋の完成です。
(長南記者)「味噌と甘酒と野菜のやさしい甘みが口いっぱいに広がります。温かいお鍋はこれからの季節にぴったりです」
札幌・狸小路の鍋料理店です。
さっそく温かい鍋で冷えた体を温める客の姿がありました。
(客)「急に寒くなってきたからここ来てみたかったんですけどおいしいです」
鍋が恋しくなってきたこの季節。
いまお買得な食材があるといいます。
それがハクサイなどの「葉物野菜」です。
(発酵ダイニングぽんぽこ亭 吉川精一社長)「ハクサイなど葉物が多く入ってきています。毎年季節の猛暑や台風で価格に大きく影響がでる。いまは特に安くて大きくて、お店にとってはとても助かる状況」
札幌中央卸売市場によりますと、鍋に使うハクサイは夏に比べておよそ1.5割ほど安くなったといいます。
(長南記者)「札幌市北区のスーパーマーケットです。これからの季節に嬉しい鍋に使えるハクサイや長ネギといった野菜が安くなっているんです」
こちらのスーパーではハクサイ4分の1カット105円!
さらに、鍋に欠かせない長ネギは1束138円、キャベツは1玉170円と、7月から8月にかけての夏場より2割~5割ほど価格が下がっているといいます。
(キャベツを購入した人)「夏はきょうの1玉の値段で半分とか。冬は毎週鍋をつくるので助かります」
(ネギを購入した人)「安いから買ったの。サケの鍋をつくったりします」
なぜ野菜の価格が下がったのでしょうか?
(マルコストアー 山川悟史社長)「夏の猛暑の影響で野菜全般的に収穫が悪く、畑で傷んでとれなかったという影響もあったが、9月中旬から夜はだいぶ涼しくなった。出荷数量も増えて価格がかなり落ち着いてきた」
葉物野菜をたっぷりいただくのにおすすめなのが鍋つゆです。
中でも注目なのがー
(マルコストアー 山川悟史社長)「こういうマーボー鍋つゆとかガーリック。これは昨年から販売されていて、メーカーに聞くと好評だったので継続して販売するという」
食卓の主役になるパンチの聞いた味が人気だといます。
消費者にはうれしい野菜の値下がり。
温かい鍋で野菜をたくさん食べてこれからの寒い冬も元気に乗りきれそうです。